「デトロイト・メタル・シティ」

 ここしばらくの天気の変わりっぷりはヒドいですね。深夜に豪雨の中、高速走るのは怖いよ。

 さて、その突発的豪雨で草野球が中止になったので、映画「デトロイト・メタル・シティ」観てきました。

 松山ケンイチのハジけっぷりと、それ以上にノリノリなデスレコード社長・松雪泰子はスゴかった。というか、松雪さんがよくこの役受けたよなぁ。台詞も原作ほぼそのまんまです。ネギシの部屋を破壊するシーン最高(笑)

 ライブシーンは歌い手役も頑張ってたけど、観客が原作のノリを出すべく盛り上げていて、かなり楽しめました。「SATSUGAI」がまだ頭の中でループしてますよ。

 とまぁ部分部分では楽しめるんだけど、全体的に原作の毒気が薄まっていて、脚本は感動モノ風味にアレンジされちゃってるのが残念。夢がどうのこうのと語る作品じゃないでしょ…。ジャック対決編の椎茸のエピソードが削られたのがかなり不満。あ、ジャックの台詞の字幕が赤文字になってたのは面白かった。

 原作を知らないか、知ってても割り切って観られるのならまぁまぁお勧めかな。