「イースタン・プロミス」

 この日の2本目。クローネンバーグ監督の最新作。 ロンドンを拠点にしたロシアンマフィアという設定はあまり聞いたことがないので(他にもあるんだろうか)、この手の映画としては新鮮。

http://www.easternpromise.jp/

 開始数分で床屋に座った男の喉をかっきるシーンが出てきたり、描写は結構えぐいので、苦手な人は注意。自分もこういうのは苦手なハズなんだけど、下手な効果音で煽ったりしないので、違和感なく観れちゃいました。

 ヴィゴ・モーテンセンはとにかく渋い。その正体にも少しサプライズがあったり、最後まで飽きさせない展開。サウナ内で真っ裸(!?)で殺し屋二人と闘うシーンは圧巻。

 あと、ドラ息子のヴァンサン・カッセル、脆い人間像をこれでもかと演じていて、モーテンセンに負けてないかなと。

 キツい描写に耐えられれば、映画としては上出来なのでお勧めです。