「ベクシル 2077 日本鎖国」
色々と放置していた手続きがあったので市役所に行ってきました。そのことは別枠で書くとして、帰りに「ベクシル 2077 日本鎖国」を鑑賞。
3DCGでどこまでできるのか興味があったのと、予告で松雪泰子の声が格好良かったので観てきました。
予想よりはかなり頑張ってましたね。3DCGにありがちな(ゲームのOP等でよく見かける)メリハリのないもっさりした動きはあんまり無かったと思うし、貧民街の描写もなかなかでした。
特にアクションシーンのキレのある動きと、ジャグ(機械ワームのような生き物)の動きは(良い意味で)予想外でしたね。国内でもここまでやれるのかと。
ストーリーはそれなりに練られてましたが、人物の掘り下げが甘いかも。アクションに時間を割いちゃったんだろうけど。レオンとか全然活躍しないしね。
ともかく、松雪泰子は「俳優が声優挑戦」のパターンではかなり良い方ではないかと。ちゃんと「通る声」なんですよね。黒木メイサも悪くはないです。
攻殻機動隊とかブレードランナーとかスナッチャーあたりが好きな人ならそこそこ楽しめるのでは。あと、昔のマンガ「望郷戦士」を思い出してしまったよ。CGに興味ある人はとりあえず観てみると良いかも。
「アップルシード」あたりに比べると格段の進歩だけど、これからはCGを生かせる脚本が必要かな〜、とか思いました。
CGは頑張ってるんだけど、その映画ならではの味付けがないと、実写映画をトレースしているだけに思えてしまうので。