「ブラッド・ダイヤモンド」「あしたの私の作り方」「スモーキンエース 暗殺者がいっぱい」「主人公は僕だった」

 二週間で観た映画のメモです。先週書きかけだったので、忘れないうちにまとめておきます。

 先週に観た2本。どちらも地元のシネコンにて。

ブラッド・ダイヤモンド
http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/

 ディカプリオが「アフリカ系の白人(元傭兵)」という設定なのにはちょっと驚き。これまで観たレオ作品では一番良かった気がする。ずいぶん渋くなったモンだ。

 映画としては見応えもあってお勧め。それにしても、このところアフリカを扱うと、重い題材ばかりですねぇ。陽の部分を描いた作品があってもいい気が。

 
「あしたの私の作り方」
http://watatsuku.goo.ne.jp/index_f.html

 なんか血生臭いのが続いていたので、気分転換に鑑賞。せっかくミニシアター系の作品を上映してくれるんだしね。

 思った以上に良作でした。成海璃子ってスクリーン映えするよね…。前田敦子も、比べるのは可哀想だけどなかなか頑張ってました。AKB48侮りがたし…(まぁ結局は本人次第だけど)。

 エンドロールの演出が素晴らしい。何かを演じている自分も、結局は自分、ということが伝わる良作。

 それにしても女の子のコミュニティってのは大変だよなぁ、とか思いました。(この年頃の)男は馬鹿な分楽なところもあるよね。

今週観た2本。

 水曜に歌舞伎町で「スモーキンエース 暗殺者がいっぱい」を鑑賞。
http://www.smokin.jp/

 殺し屋達が一人のターゲットを狙って、ビルに集まりドンパチ!ってのは悪くないんですが、登場人物間の繋がりがイマイチ。もっと各キャラのエピソードが細かく繋がると面白いんだけどね。女子二人組は結構良かったんだけどなぁ。

 ラストのどんでん返しはなかなかだけど、あのFBI捜査官は話の本筋に余り絡んでないので、ラストにいきなり出てこられるのは違和感ありかな。

 タランティーノ系と言うより、テイストは香港映画に近い気がするので、そういうのが好きな人なら良いかも。


今日、地元シネコンにて「主人公は僕だった」鑑賞。
http://www.sonypictures.jp/movies/strangerthanfiction/index.html

 かなり分類不能なストーリーで、小説家の思い描く世界と、現実の世界がオーバーラップしていく様は面白い。性格破綻気味の小説家、エマ・トンプソンと、教授のダスティン・ホフマンが渋くて良いです。

 唯一、あの小説は結末がどうなろうと、面白そうに思えないのが難点かなー。それでも、あらすじでピンと来た人にはお勧め。

 根っこのテーマ(自分への向き合い方を描いているという点)は、「あしたの私の作り方」に近いのかなと思ったり。


おまけ。

 今日は地元シネコンで「パッチギ!」続編の舞台挨拶があったらしい。でも、気がついたの遅かったし、井筒監督本人はあまり好きじゃないんでスルー。作る映画は結構好きなんだけどね。