「時をかける少女」

 2本目。テアトル新宿で「時をかける少女」を鑑賞。評判がすこぶる良いので期待してました。

http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

 14:40 の回で、30分前に行ったのに整理番号120番って…。今日は平日なのになんで?、と思ったらまだ夏休みなのか。

 観るまで知らなかったのですが、主役3人が野球好きで、キャッチボールしながら会話するシーンが多いのがツボでした。個人的にはこれだけで大甘な評価になっちゃいます。

 全体的にはそれを差し引いても素晴らしいデキかと。なによりヒロインが良く動く!走る!転がる!!タイムリープするための動きが「跳ぶ」なので、とにかく爽快な動きの連続。やはりアニメ映画はこうでないと。絵と動きの質が高いですよ。

 時間を行ったり来たりする事による、出来事の繋げ方も巧み。前半はドタバタで、後半には「時間を戻すことで幸福になれるのか」というテーマが見えてきて、最後にはタイムリープが可能になった理由が…。というストーリー展開も見事。貞本キャラは余り好きではないけど、この映画にはピッタリ。

 原田知世版の小ネタも少しあったので、見直したくなってしまった。それにしてもこの公開規模は勿体ない。ゲド戦記と公開規模を入れ替えて(以下自粛)。

 とりあえず、個人的には今年ベストになるかもしれないと書いておきましょう。

おまけ1・夏に観たオリジナルアニメ映画序列

ゲド戦記 < ブレイブストーリー  <  カーズ<時をかける少女

空白の分はデキの差だと思ってください。ジブリよ何処へ行くという感じ。


おまけ2・年末のアニメ映画

以下はたぶん観ます。
鉄コン筋クリート
アタゴオルは猫の森
「パプリカ」予告観たけどかなり凄そう。筒井康隆原作・今敏監督です。