「三田村組 仰げば尊くなし」

 今日は中野で芝居を見てきました。結構前にチケット買ってしまっていたので、風邪が治って良かった。

http://www.mitamuragumi.com/news.html

 場所は廃校となった中学の跡地がそのまま使われている公民館。この日、その中学に通っていたクラスメイトの同窓会が行われようとしていた。そこに、いきなり元担任教師が現れる。元生徒達は、この教師になにかと酷い目に遭わされていた。誰が彼をこの場に呼んだのか…。

 えー、脚本の蓬莱氏がチラシコメントで「同窓会に呼ばれたこともなければ、行ったこともない」と書いてますが、私もまるでないですねぇ。

 高校の時の同窓会は1回だけあったかな?それも卒業した次の年なので、「大人になったみんなと再会」というシチュエーションは体験したことがありません。みんなしょっちゅう行くものなのでしょうか。

 さておき、この芝居。笑える場面も多いのに、教師と生徒の関係について考えさせられたり、犯人探し的な要素もあり、全く成長できない人間の哀しさが描かれたり…派手なところはないですが、大人の芝居といった趣でした。

 今だと教師と生徒の関係性もだいぶ違うんだろうねぇ。三田村さん演じる傍若無人なタイプの教師、私が中学の時にはいましたけど、今はどうなんだろ。今だとホントに訴えられそうだが。

 そこそこ名前が知られている人は高乃麗さん、かな? サクラ大戦マリアさんです(オタ的な関連付け…)。まぁ全員ベテランなので、安心して観られますね。

 その場で泣かされるという感じではなく、後からジワーッと思い出してしまう、良い芝居でした。最後に起きたことも忘れてしまうのかと思うとね。