「マイヨ・ジョーヌへの挑戦/OVERCOMING」

 昨日、外出自粛して体力回復したのは今日映画を観るためでした。自転車映画と言うことで Xueren さんを誘って行ってみました。

 渋谷のアップリンクXで鑑賞。…といっても、ここは正直映画館と呼んでいいものか…。スクリーンのある一室に、椅子が並べられているだけといった感じ。50人くらいしか観られません。うーむ。

 整理券をもらいに1時間半前に行ったのですが、既に並んでました。従業員の応対が恐ろしいほど手際が悪く、整理券もらったらもう上映まで30分しかない……食事する時間がないじゃん(涙)

 そんなこんなで映画ですが、二本連続上映で、自転車レース「ツール・ド・フランス」を追ったドキュメンタリー映画。正直、ツールが自転車に興味がないと、あんまし見る意味はないかも。

 1本目「マイヨ・ジョーヌへの挑戦」。2003年のツールを追いつつ、大昔のツールの映像や、中継では見られない視点での映像も織り交ぜて構成されてます。

 うーん、丁寧に作られたドキュメンタリーですが、ちょっと睡魔に襲われました。ベテランジャーナリストのインタビューとかもあるんだけど、ちょっと教科書通り過ぎるかなぁ。風景やレースシーン自体は素晴らしいのですが。

 2本目「OVERCOMING」。2004年のツールをチームCSCの視点から追った作品。視点を絞ったことで、個々のメンバーの性格やエピソードに生々しく迫っていて、楽しめました。

 アシストのカルロスとバッソが死力を振り絞って、アームストロングからステージの勝ちもぎ取るシーンは熱い。…がしかし、後のステージで力の差を見せつけられ、勝ちも譲られた事が分かり…という下りはなかなか重いです。

 映画としては、「OVERCOMING」がお勧め。まぁどっちも資料としては貴重かな。ぶっちゃけ、アップリンクXで観るよりDVDでゆっくり観た方が良いかも。

 さて、今年のツールもちょうど開幕、ということでタイムリーな映画のハズだったんですが…。ドーピング大騒動でバッソウルリッヒも出場できまっせん。何という間の悪さ…。