「嫌われ松子の一生」
昨日、出かけ用事ついでに地元シネコンで鑑賞。
ミュージカル仕立てだったり、泣かせる箇所もあれば、犯人捜し的な要素もあったり、複数視点で語られるエピソードがあったり、単にエロかったり…。色々な要素がてんこ盛りです。「やりたいこと全部やっちゃいました」という感じ。
面白かったんですが、上映時間の倍くらい消耗した気分…。
中谷美紀は撮影中何度もキレたらしい、と聞いてましたが、確かになぁ…。歌ったり踊ったりコケたり転がされたり、奉仕させられたり太ったり刺したり殴られたり、とにかく無茶させられてました。あと「ひょっとこ口」させられたりとか。柔道部物語?
俳優陣も豪勢、しかも使い方が贅沢。これまでの邦画とはちょっと違ったスケール感がありました。
原作読んでませんが、そのままだとあまりに話が重いんで、こういう感じになったらしいです。確かに、普通に映画にしたら、ただの酷い話だからなぁ。
終盤はもうおなか一杯だったんですが、天国への階段を上るときに、これまでの出演者が……という演出がかなりよかったので、気分よく終われました。
とにかく山盛りで豪華な映画が観たいのだ、という人にはお勧め。