「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
前売り買っていたのに、今週で終わるのを知って慌てて観に行きました。銀座の東劇で鑑賞。
マフィアとしての過去を捨てていた男が、成り行きで強盗を射殺してしまったことで、過去のしがらみに囚われていく話。
(話とまるで関係ない)エロ描写に力がこもっているのがクローネンバーグらしいというか。人死にが多いのは好みが分かれると思いますが、話の展開上やむを得ない流れなので、まぁ仕方ないかと。
ヴィゴ・モーテンセンは「ロード・オブ・ザ・リング」とあまりにイメージが違っていて、最初は「誰?」と言う感じでした。いや、演技自体はかなり良かったのですが。
暴力の連鎖と、全編に漂う緊張感には引き込まれますね。台詞のないラストは余韻があってグッと来てしまいました。
アメコミが原作なんですけど、この原作も読んでみたいなぁ(本屋でちょっと見たらよさげだったので)。