「古畑任三郎ファイナル」

 年明け放映の三夜連続スペシャル、ようやく見おわりました。

 一夜目。藤原竜也石坂浩二の二人が相手。おそらく、事件のギミックを一番詳しく説明した回だと思う。あんなに回想が入るのはたぶん始めてだよなぁ。かなり変化球の展開で面白いんですが、終わり方がちょっとスッキリしないね。まぁこれは一夜目だからかな。

 二夜目。イチローがまさかの犯人役で登場。一人じゃ大変と思っていたら、向島(元)刑事の腹違いの弟というトンチキな設定に…。まぁこの辺突っ込むのは野暮ですね。

 さすがに声が通りづらい感じでしたが、眼光や立ち振る舞いはかなりオーラがありますな。というか、普段肉声のインタビューもあまりしない人なので、演技とはいえこんなに喋るイチローを見てると不思議な感じ。「お前、ハチミツ好きか」というフレーズ、周りでプチ流行中です。

 古畑の怪しいピッチングフォームは前に見た気がするんだけど、いつだったかなぁ。思いだせん。

 第三夜。トリを勤めるのは松島菜々子。最後だから何かやるかなと思っていたら、松島菜々子は一人二役で姉妹を演じます。で、この姉妹が脚本家で、古畑のようなドラマ(ブルガリ三四郎)を書いているという設定。メタ古畑みたいな構成になっている訳ですね。ちょっぴりロマンスな展開になったりと、最後らしい盛りだくさんな話で、楽しめました。姉の方がイイ、と思ったのは私だけかなぁ。

 それにしても、古畑さん老けたなぁと思ったら初代シリーズから12年も経ってるのね。田村正和も、自分も、年をとるわけだ…。

 うん、どの回もまぁ面白かったね。満足でした。視聴率が良かったからって、また復活したりしたら興ざめなので、寂しいけどこのまま幕引きにして欲しいですな。