「ＴＨＥ有頂天ホテル」
東京は久々に凄い雨でした。午後に草野球リーグの会合に顔を出し、夜は「ＴＨＥ有頂天ホテル」を新宿で観てきました。
今年期待の一作てことで、珍しく公開初日に行ったのだけど、歌舞伎町の映画館はなんと立ち見。マジですか…。ということで、伊勢丹の裏側にある映画館に行ったら、上映３０分前に着いてどうにか座れそうだったので、こちらで鑑賞。こっちも最終的には満員に。こんなに人気があるとは…。
三谷幸喜監督・脚本の映画です。それにしても「古畑ファイナル」「新撰組」「１２人の優しい日本人」の再演等々、三谷氏はもうこの世の春状態だなぁ。
さて、映画の方は、とあるホテルの大晦日の出来事を描いた群集劇。数人の人物を中心に描いた映画は今までありましたけど、この映画はなんと主要人物が２５人！（＋１匹）。登場回数に多少の差はあれ、全員にそれなりの出番があって、話がちゃんと繋がっているだけでも凄い。超・群集劇とでも言えばいいのかな。
キャストも贅沢だしねぇ。主役級の役者を存分に使ってますね。私のお気に入りは、ＹＯＵと石井正則です。ホテル探偵って一体…普段仕事なさそうだけどね。ＹＯＵは「誰も知らない」でもそうだったけど、天然なんだけど嫌みが無くて、不思議な人だなぁ。
前二作の演出はちょっと遠慮気味だったけど、今回はやりたいことをやりたい放題やっていて、それが良い方向に出てる気がします。長回しのシーンが多かったり、劇中歌を３つも用意してみたりとか。
適度に笑えてちょっといい話もあって、三谷ファンならずとも、安心して楽しめる映画。かなりお勧めです。パンフレットの人物関連図見ると、ちゃんと２５人入っていて壮観でした。
