「オフィス北極星」

 今日は朝起きてテレビつけたら、姐歯氏の証人喚問まっただ中でした。ほぼ全局で中継って凄いな。芝居観て髪を切ってもらいに行ったら、そこでも内河社長の喚問生中継。

 姐歯氏はまだしも、総研の内河社長は人生終わってしまったね…。厳しいようだけど、あんな受け答えをしてしまった日には、もう周りからマトモな扱いをされないんじゃないかなぁ。あの場面は、後で実刑を受けようとどうなろうと、漢を見せるべきだったのでは。とか思ったわけです。

 で、タイトルの「オフィス北極星」というマンガですが、結構前にモーニングで連載されてました。

 時田強士・通称「ゴー」は,10年間つとめていた日本の保険会社を退職。ニューヨークで単身,企業のリスクマネージメント会社「オフィス・ノーススター(北極星)」を開く。アメリカでは,日本企業の躍進が喧伝されるかげで,さまざまな軋轢と衝突が繰り広げられている。ゴーは,日本企業の訴訟社会アメリカに対する無理解と,日本的企業経営の限界,両者に横たわる文化的溝にその原因を見いだし,ふりかかるさまざまな難題を,ユーモアとトリッキーな戦略,しかし誠実で真摯なハートで解決していきます。

(検索で見つけた↓から引用しました)
http://www.minc.ne.jp/~yoshir/yoshir/comic/officenorthstar.htm

オフィス北極星 1 (モーニングKC)

オフィス北極星 1 (モーニングKC)

 真刈信二氏・原作のマンガは名作多いですが、私はこれが一番好き。

 で、このマンガのエピソードで、不正なダンピングをした会社の社長が、その不正についての証人喚問を受けるというシーンがあるんです。

「私が捨て石になるのは良い。だが、これが何かの助けになるのか?」
「それは分かりません。ただ、あなたは明日の法廷で人間としての価値を試されることになるでしょう」
「…人間としての価値、か…」

 マンガは実家に置いてあるので台詞は正確じゃないですが、こんなやりとりがあって、この社長は次の日の法廷で事実を全て告白するわけです。

このシーンでの
「誇りに足る敗北は、卑しい勝利に勝る」
という言葉は、自分の座右の銘にしたいくらいですよ。

 いや、何が言いたいかというと、木村社長も「誇りに足る敗北」を選んでおけば、この後の人生もまだマシになったろうに、と思ったわけです。

 とりあえずマンガの方はかなりお勧めなので、未見の人は機会があれば是非。アメリカでドラマ化してくれないかなぁと、密かに思い続けてるんですけどね。