「リアライズ」全ルート終了
先月買った「リアライズ」ですが、(たぶん)全ルート終わりました。
- 出版社/メーカー: インターチャネル
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: Video Game
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ノベル系のゲームとしては、久々に満足。テキストも巧み、背景も綺麗、音楽も良し、キャラクターも良し(特に男連中)と全体のバランスが高い所でまとまっている印象かな。
ただ、扱っている題材が人間の自我(エゴ)ということで、やや説教臭いところも目に付くけど。それでも、誰の視点で話が進んでいたのか明らかになる中盤から、終盤の展開には引き込まれる魅力がありますよ。ノベル系ゲームが好きならプレイする価値ありかな。伊坂幸太郎の小説に近い雰囲気ですかね。
システムに「ジャンプスキップ」てのがあるんですが、これが本当に快適。普通のスキップではなく、次の選択肢まで瞬間移動するコマンドで、通常のスキップと組み合わせると、再プレイ時のストレスはほぼ皆無。これは今後のノベル系ゲームに標準装備して欲しいな。
エンディングはもうちょっと数があると良かった。まあメインの2つのエンディングが良かったので、あまり気にはなりませんでしたけど。小道具としての「絵」の使われ方が巧みで、ちょっと感心したかも。
主人公(亮)と相棒(修二)の友情が妙に目立つなぁと思ってたら、どうも巷では乙女ゲーとして宣伝されているようで。そうだったのか…。確かにそういう遊び方でも楽しめそうですが。
個人的にはメインのメンバーよりも、春秋とか邦博などの脇役が気に入りました。声優さんも概ねよかったのでは。有名な人もいるみたいですが、詳しくないのでサッパリ…。
邦博の分かっていながら「賢いやり方」を否定するのが漢らしい。自分も明日から、こいつのように生きるか…(無理)。
サッパリ話題になってないみたいなので、ちょっと勿体ないかも。遊んでみないと何とも言えないゲームなので、PC版なりFLASH版なりで体験版作ったりした方が良かったかもね。