「NOTHING」 感想
一風変わった映画「NOTHING」を観てきました。
http://www.klockworx.com/nothing/
子供の頃からの友達だったデイブとアンドリューは、どん底の生活を送っていた。そこに追い討ちをかけるように、二人が住んでいるおんぼろ家屋の立ち退きを迫られる。そして遂には二人は思った「こんな世の中消えてしまえ!!」
で、実際に世の中が消滅してしまい(えー)、二人の家以外の空間は全て「真っ白」になってしまう。何もなくなった世界に残された二人は…。
二人が狂気に犯されていくサスペンス、と思ったらぜんぜん違って、二人は対立はするんだけど、そこはかとなくのどかな雰囲気が漂ってます。コントっぽいとでも言えばいいのか。
まぁとにかく、いろんな意味でインパクトは強烈な作品。面白いかといわれると判断に困るけど。
二人がXBOXの「デッドオアアライブ3」に興じるシーンがやたらと出てくるんんだけど、監督がファンなの?
夢落ちとか、二人の妄想世界だった、というラストはいやだなと思っていたら、これまた計測不能なラスト。ここまでくると、感想も「NOTHING」としか言いようがないよ。
まぁ「何か普通と違う映画が見たい」という人にはお勧め。終わった後の場内に漂う「ポカーン」とした空気が忘れられません。