「No.2 B級な男たち」THEATER/TOPS

 新宿で芝居を観てきました。THEATER/TOPS に行くのは初めてで、道に迷って靖国通りをウロウロ。入り口は通り沿いじゃなかったのね。

 さて、「No.2 B級な男たち」ですが、しがないヤクザの若頭、三流出版社の専務、政治家の秘書、どうにも一流に届かない三人が繰り広げる一夜のドラマ。

 モダンスイマーズという劇団のファンなのですが、そこで作・演出をしている蓬莱竜太が、今作の演出を手がけているって事で観てきました。

 主演三人(塩野谷正幸、青山勝、中西良太)の細かいプロフィールは、恥ずかしながらよく知りません。テレビでチラホラ見かけたことはあるような…というくらいです。

 三人の軽妙なやりとりと、小道具の使い方が抜群に巧いので(テレビモニタとか)、終始飽きることなく楽しめたかなと。金をせしめる話なのに、気が付いたら金を守る話に変化している。そうと気づかせない話の運びが巧いね。

 一番印象に残ったのは、ヤクザの若頭が「白いブランコ」を歌うところ。と言っても、本人はこのシーンに出てこないんだよなぁ。こういうやり方もあるのかと只感心。

 大満足だったけど、ラストは暗転したところで終わった方が良い気がしました。

 モダンの番外公演が10月にあるので、これは行かなければ。