イジー・トルンカ「手」

 積まれているDVDをいい加減に消化しなければ!ということで、今日観ていたのはチェコアニメの大御所、イジートルンカ作品集の「手」。この作品を最後に、制作をやめてしまったと言う話を聞いていたので、どんな内容かと気になっていたのですが。

 彫刻家が謎の「手」に追いつめられていく様子を描いた作品。

 なにしろそのまんま「手」が出てきます。この「手」をどういった存在と思うかは、見る人によって変わってくるんじゃないかなぁ。終盤、主人公が迎える不可思議な展開は一見の価値ありでしょう。

 不条理の裏に、芯の通った何かを感じる作品。やはり名作には、そう呼ばれるだけの何かがあるのね。

 トルンカに興味のある方はこの辺でもどーぞ。私も「電子頭脳おばぁちゃん」が一番好きかな。
http://www.face-movie.net/special_ceska_chapter02.html