「亡国のイージス」感想
今日はオフだったので、新宿をフラフラしようと出かけたのですが、あいにくの雨…。でもせっかくの平日休みなので、とりあえず映画を観るぞと。
あんましピンと来る作品がなかったのですが、阪本順治監督ということで「亡国のイージス」を選択。
「どついたるねん」「王手」がかなり好きなので、大作風味の作品をどう撮るのか興味ありました。
海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」の艦長が、某国工作員の手によって殺害され、乗っ取られてしまう。彼らは乗組員を強制退去させ、日本政府にある秘密を暴露しろと迫る。
彼らの手にはわずか一リットルで東京を壊滅させる特殊兵器があった。そんな中、艦の構造を誰よりも知る先任伍長の仙石は、「いそかぜ」を取り戻すべく、たった一人で艦へと潜入するが…。
原作者が同じということもあって「ローレライ」に似た雰囲気。こっちはCGもなく、なかなか重みのある演出で見応えありました。イージス艦のどっしりした空気も伝わってきたしね。終盤、登場人物がが死にまくるのはちょっと予想外…。
やや堅物のキャラクターで、ダイハードよろしく艦に潜入する真田広之はなかなかのはまり役。岸辺一徳など脇役も充実というところ。中井貴一の寡黙なテロリスト役も良かった。つか、この人は余り喋らない方が存在感あるね。ただ、それに比べて若手陣はイマイチかな…。
登場人物が多すぎて把握しきれなかったし、テロリストの背景が読み取れないのが残念。「論文」の詳しい内容知りたかったよ。この辺は原作を読んで補完してねということなのかな。
邦画のアクションも頑張ってるなぁと言うことで、結構オススメかな。「ローレライ」と見比べてみるのも一興かと。あ、映画とは関係ないけど、コミック版はイマイチですねぇ。
次回鑑賞予定
「サマータイムマシンブルース」か「シンデレラマン」。「BeCool」も結構面白そうだなぁ。