「亀は意外と速く泳ぐ」感想

 シティボーイズの演出やら、「トリビアの泉」の制作にも関わっている三木聡が監督の映画。今週までだったので慌てて行ってきました。

http://www.kamehaya.com/

 上野樹里演じる平々凡々な主婦が、道ばたで見つけた「スパイ募集」の広告を見つけたことから、彼女の平凡な日常がちょっとずつ変化していく…。と書くとなんか劇的な展開になりそうですが、そんなことはまるでなく、終始ダラーとしてユルーな展開。

 いやまぁ、こういうたるーとした映画も好きなもんで…。この暑い時期に、あまり脂っこい映画観たくないし。

 シティボーイズの公演は見たことないんで、三木聡さんは「トリビアの人」というイメージしかなかったけど、公演もちょっぴり見たくなりました。

 オープニングは、小田扉の絵がアニメーションになるって聞いていたので期待していたけど、あまりに短かった…。ぱらぱらマンガ風で、良い感じではありましたが。ちと残念。

 ラーメン屋の最後のエピソードが一番好きかな。そこそこのラーメン…そういう店って実際あるよね。それにしても、平凡とか普通ってなんだろうね。となんとなく考えさせられる。あくまで「なんとなく」ってところがよいです。

 まぁなんというか、ダラーとしつつ、小ネタを楽しみたい人にお勧め。