「ザ・ミッション 非情の掟 」感想

 黒社会ボスのボディガードをすることになった五人の男達の友情を描いた香港映画。監督は香港の鬼才、ジョニー・トゥ

http://osaka.cool.ne.jp/kanisworld/movie/mission/mission.htm
(オフィシャルは既に消滅…)

 映画好きの人達の感想とか読んでいると、香港ノワールの最高峰としてこの映画を挙げている人が多いんです。この前BSで放映されていたので、ようやく観ました。この前観た「PTU」が面白かったので、期待はしてましたが、その撮り方には唸らされますな。

 時間も短く、とにかく台詞が少ない。五人の絆が深まっていくのは、ボディガードしている間のちょっとした仕草で魅せていきます。暇つぶしに、紙で丸めたボールを蹴り合って遊ぶシーンが印象的かな。

 銃撃戦もあるんだけど、激しい撃ち合いなのに、何故か冷たい空気が漂います。この間とセンスはなかなか文章では表現できないなぁ。確かに名作だと思うので、観る機会があればオススメ。

 唯一の欠点は邦題だと思う。ラストを見たら、こんなタイトルは付けられないと思うんだけどね…。