「香港国際警察 NEW POLICE STORY 」感想

思えば中学高校の頃はアクション映画ばっかし観てましたねぇ。その中でもやはり好きだったのがジャッキー・チェン映画。そんなジャッキーが、ハリウッドから帰ってきて久々に香港で撮った映画がこれ。

「NEW POLICE STORY」っていう副題になってますが、今までのシリーズとは別物と考えた方が良いかも。かなりシリアスな空気が漂ってます。

冒頭の飲んだくれたジャッキーを観ると「年取っちゃったな…」とか思わされるけど、アクションシーンでは「ジャッキーはやっぱりこうだよな！」と狂喜乱舞（ちと大げさ）。酸いも甘いも見せた円熟の演技かな。それにしても、あの年であれだけ動けるのは尋常じゃないね。

とある事件で部下を惨殺されたチャン警部（ジャッキー）が、新たに相棒となった新米刑事のシウホン（ニコラス・ツェー）に助けられつつ、犯人グループに再び立ち向かう。

といった筋立てですが、ニコラス・ツェーは頑張ってますね。彼の存在で、ジャッキーの一人舞台ではなく話に広がりが出てるのではないかと。最後の最後は不覚にも泣かされました。ベタな展開ではあるのだけど、あれをやるのがジャッキーだから威力倍増なのですよ…。ファンとしてはもぅたまらんです。

ゲーム感覚で殺しをする若者グループが相手というのがいかにも今風。狙いは良いと思うけど、ボスはもう少し人間的に深いキャラクターにして欲しかった。事件をゲーム化するってのもあまり意味がなかったような…。

細かいことはおいといて、相変わらずドンパチもアクションも見応えアリです。ジャッキー映画で育った奴はとにかく観れ！ということで。ジャッキーよく知らない人でもアクション映画好きならお勧め。

ネットで感想眺めてると「踊る大捜査線」の影響受けているらしいですが、ドラマで１〜２回観ただけなのでよく分かりませんでした。確かにジャンパーは似ているけど。