「キサラギ」

日曜に観た映画の感想です。

http://www.kisaragi-movie.com/

 B級アイドル・如月ミキの追悼オフ会に集まった5人。追悼会が進む中、如月ミキの死因は自殺ではなく他殺であり、その真犯人がこの中にいるというのだが…。という感じの話。

 5人の正体が徐々に明かされていく訳なんですが、それがあまりにエスカレートしていくので、終盤は思わず脱力してしまうほど。脚本の練りこみ具合はかなりのものです。

 香川照之の変人っぷりや、ユースケのクールな人物像などは、今までのイメージと違って楽しめるかと(後半別人格みたいにかわっちゃうけど)。

 和製密室シチュエーションものとしてかなり面白いと思うんだけど、最後は余計だったかなと……あれがなければ、今のところ今年一番といっても良かったんだけどね。

 それでも、映画全体としてはお勧めします。





(以下ネタバレ)

 細かい整合性についてはとやかく言いませんけど、最後に如月ミキの顔を見せちゃうのにガックリしました。観ている人それぞれのB級アイドル像を想像させるところが良かったと思うんだけど。あと、最後の一年後のシーンも要らないよね。

 それにしても、香川照之がパパだったのはホント脱力しましたねぇ。だからハンドルに「娘」がついてたのか。