「ダーウィンの悪夢」「ディパーテッド」

 先週観た映画の感想メモ。

 金曜に渋谷シネマライズで「ダーウィンの悪夢」を鑑賞。

http://www.darwin-movie.jp/

 ナイルバーチの行方を世界各国追っていくのかと思いきや、視点はずっとタンザニアのままなんですよね。確かに現地の貧困や、重い現実を活写しているのは意味があるとは思いますが…。この内容だと「ダーウィン」という冠はあんまし意味がないような。

 実際にナイルバーチが、どういう形で先進国の食卓に並んでいるのかくらいは知りたかったな。

 力作だとは思うけど、個人的にはあんましお勧めではないです。

 土曜は地元シネコンで「ディパーテッド」鑑賞。

http://wwws.warnerbros.co.jp/thedeparted/

 香港映画の名作「インファナル・アフェア」のリメイク。

 まぁ元が名作なので、それなりに良くできてます。改めて、良くできた脚本だなぁと。どうしても原作と比べてしまうんですが、違いは以下のような感じ。

・原作前半の見せ場、麻薬の現場を抑えるシーンがブツ切れで終わってしまうのはガッカリ。何でこうなるの?
・味のある脇役が居ないのは残念(原作でいうと「バカのキョン」みたいなキャラが居ない)
・ディカプリオとマット・デイモンは頑張ってるけど、ちょっと渋みが足りないよなぁ。

・銃撃戦はこっち(ディパーテッド)の方が迫力ありかも
・挿入曲も含めた音楽もこっちの方がよい。

 といった感じで、やっぱり原作からはやや落ちるけど、値段分くらいは充分楽しめます。これがきっかけで「インファナル」を観る人が増えてくれれば嬉しいんですけど。