「イカとクジラ」「犬神家の一族」「エルヴィス・オン・ステージ」「リトル・ミス・サンシャイン」
かなり今更ですが、休み中の鑑賞映画まとめメモ。観たのは「イカとクジラ」「犬神家の一族」「エルヴィス・オン・ステージ」「リトル・ミス・サンシャイン」の4本。
今年一本目「イカとクジラ」。新宿武蔵野館で鑑賞。
http://www.sonypictures.jp/movies/thesquidandthewhale/site/
登場人物の愚かさに、観ている間はずっと嫌〜な違和感が漂っている感じでした。共感できる人物が一人でもいればいいんだけど。
息子の若気の至り(有名歌手の歌詞をパクってしまうとか)とか、人物描写は絶妙なんですけどね。映画としては良くできてるけど、新年早々に観る作品じゃないね…(汗)。
他は地元のシネコンで鑑賞。
「犬神家の一族」
http://www.inugamike.com/
市川崑監督作のリメイク。今時の映画に比べると、ちょっとテンポがスローな気もしますが、様式美の演出は素晴らしい。あと、改めて思うけど、お話が良くできてるね。
金田一のフケとか「よーし、わかった!」とかのお約束も健在。でも、石坂浩二はさすがにちょっと年を取った気が。
「エルヴィス・オン・ステージ スペシャル・エディション」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD5559/index.html
シネコンで上映するような作品じゃないと思うんだけど、なぜか¥1000均一・観た人全員にパンフレットをプレゼント、という大盤振る舞いだったので鑑賞。
正直エルヴィスについては全然詳しくないのですが(「監獄ロック」とエアギターくらい)、まだ「ロック」そのものが存在していない時代に、これだけ豊かな音楽を作り上げたことに感服。
あと、ともかく仕草が何から何までカッコ良いの一言。この映画は、一度のライブとそのリハーサルが収録されているだけなのですが、それにしても体から醸し出されるオーラが凄いね。お客さんの品がいいのは時代を感じます。
もうちょっと、エルヴィスの人となりが分かれば良かったけど。
「リトルミスサンシャイン」
http://movies.foxjapan.com/lms/
これも地元で鑑賞。良い映画なのに、客6人…。去年からつくづく思うけど、都内と地方のシネコンだと客が入る映画がまるっきり違うなぁ。
「勝ち馬」「負け犬」という言葉が頻繁に出てくるんですが、世間の尺度を気にすることは意味がないよね、と考えさせられる良作。ロードムービーとしても家族モノとしても楽しめます。
実際には描かれてないんだけど、グランパが娘に振り付けを教えているところを想像すると泣けるね。
それにしても、子供のミスコンってみんなあんな感じなのかなぁ。病的(?)に愛想を振りまく子供と、それを煽る主催者側。かなりイヤ〜な空間ですねぇ。