「バス男 ナポレオン・ダイナマイト」

 今日は気分的にかなり怠かったので、家でグータラしてました。

 録っていた映画から「バス男」を鑑賞。かなり前に、雑誌かなんかで見たときから気になってたんだけど、結局日本未公開で…。

 最近WOWOWで放映されたのを録画してました。監督のジャレッド・ヘスは、今度公開される「ナチョ・リブレ」の監督ですね。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323541
(公式サイトないので紹介リンク)

 まず、このタイトルはどうよ。バスに乗るシーンなんて数秒しか出てこないんですが。この邦題つけた人間は校庭十周って感じですな。「電車男」とはノリも全く違うしなぁ。

 原題は「ナポレオン・ダイナマイト」なんですけど、その名のダメ学生が、周囲のこれまた微妙な連中と繰り広げる日常を描いた映画。

 しょうもないシーンの連続なんだけど、意外と飽きずに観られます。あの叔父さんのダメっぷりは、哀れを通り越して泣けてくるぐらい。友人のペドロ君(メキシコ人・何故か生徒会長に立候補)がお気に入りでした。

 ナポレオンが「ダイナマイト」になるシーンは唐突に訪れるんですが、だめにんげんでも輝ける瞬間がある!というのが、大上段ではなくて、そこはかとなく伝わってくる佳作ではないかと。家でのんびり見る分にはお勧め。

 こういう映画がヒットするアメリカは、懐が深いなぁと思う今日この頃。