「グエムル 漢江の怪物」

 仕事がちょっと忙しくなってきて、今週は平日書くことが何もなかった…。やっぱり水曜くらいはゆっくりしないとメリハリがないね。

 今日は地元で買い物がてら、「グエムル 漢江の怪物」を鑑賞。

http://www.guemuru.com/

 かなり期待していたので、初日に観ちゃいました。この監督の前作「殺人の追憶」を観て只者ではないと思っていたし、カンヌでもかなり評判だったらしいので。

 期待通り、そのデキに唸ってしまった。文章だとなかなか説明しづらいんですが、撮り方や見せ方のセンスが良いといえばいいのかな。普通に走っているシーンでも結構ゾクッとします。

 あと、可笑しいシーンがそのまま登場人物の死に直結したり、色々な意味で予測不能な展開に釘付け。映画の予告観た人は(良い意味で)肩透かしだと思います。主役はダメ家族であって怪物ではないです。ジャージ姿のペ・ドゥナは何故か格好いい。

 クリーチャーは魚が毒物で突然変異したという設定なので、あんまし巨大ではないです。ただ、これくらいの大きさの方が生々しい怖さがある気がする。合成が自然なのでCGという感じはしませんでした。巣を作るという生態が良くワカランかったけど…。

 怪物映画という時点で現実的にはあり得ないんだけど、登場人物や政府の動きなど、妙にリアリティを感じてしまう秀作。かなりお勧め。