「ひとまず走れ!」感想

病院(例によって花粉症注射)とセミナーの合間に映画一本観てきました。

新宿ジョイシネマ1で「ひとまず走れ!」を観賞。
http://www.hitomazu.jp/

それにしても韓国映画の公開増えましたね。結構お客も入ってるみたいだし。この映画も今週で終わりなのに、上映館が変わってましたから(「ぴあ」だとジョイシネマ3での上映になっていたけど、広い1に変更されてた)。

映画はともかく、韓流の恋愛ドラマには関心がなかったので、「クォン・サンウソン・スンホンが奇蹟の競演!」と言われてもありがたみがよく分からん…。

私としては、三馬鹿トリオの前に大金が突然降ってくるという話が面白そうだったし、タイトルにも惹かれて見に来たわけです。

それにしてもこの客層は…。「オバさん7割、若い女性2割9分、残りが男性」というなんとも微妙な状況。韓流ブーム恐るべし。

さて映画の方ですが。主演二人の肉体美が意味もなくやたらと強調されるのはサービスなのか…?わたしゃ別に嬉しくありません(^^;

そんなことはさておき、この二人はどうにも高校生には見えないと思っていたら、もう30近くなんですね。まぁ日本でも、山本太郎安藤政信が高校生やったりしているから問題ないか(そうか?)。

大金を手に入れてどーしよーかなーとウダウダしている三人組よりも、彼らを追うヘッポコ刑事のイ・ボムスの方が目に付きました。実際、劇中で走りまくっているのはこの人の方なので。実は主役はこの人なんじゃないかと思ったり。電気代も払えない貧乏デカなのに頑張るなぁ。

三人組+刑事に加えて、ネットで知り合った女の子、殺し屋、元々大金を盗んだ泥棒などが入り乱れ、てんやわんやになる終盤はなかなか見応えアリかと。

全体的に漂うオトボケ感は、肩の力を抜いて楽しめるのでよいかなと。反面、登場人物の掘り下げが甘いのが残念かな。最後、お金を手に入れたのが誰なのか、ハッキリして欲しかった気がする(どうとでも取れる終わり方なので)。

まぁまぁ楽しめましたが、去年〜今年に観た韓国映画(「殺人の追憶」「オールド・ボーイ」「大統領の理髪師」あたり)に比べるとちょっと落ちるかな?という印象。主演二人のファンだったりすると、また違った評価になるのかも。