「雲のむこう、約束の場所」感想
昨年末に公開されたアニメーション映画です。
http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/beyond_cloud/
サントラを購入しました。気が付いたらDVDも出ているし。
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っと、先月に観に行った時(二回目)の感想を書いてなかった気がするので、忘れない内に書いておくことにします。(初回観賞時の感想はこちら)
二回目は渋谷のライズX(シネマライズの姉妹館)で観たんですけど、この劇場がかなり無茶な構造になってまして…。スペイン坂の空きスペースに無理矢理造ったからなのか、劇場が立方体のような形なんですよね。数十人しか入らないのに、一階と二階に分かれてます。で、トイレはスクリーンの裏側にある。これじゃ劇中にトイレに行けない…(^^;
デジタル上映だったのですが、私程度の眼では明確な違いは分からず。発色が鮮やかな気はしましたが。
二回目だと良いところと悪いところもよく見えてきますね。叙情的な映像と音楽とのシンクロっぷりはやっぱり良いですねぇ。ヴァイオリンを弾くシーンと、ヴェラシーラ(飛行機)が飛び立つシーンは二度目でも鳥肌物でした。
アニメーションの質も全編通して高いし。個人的にはかなり好きな作品です。
ただ、落ち着いて観るとアラもみえて来るというか…。以下少しネタバレありで。
ヒロイン・サユリの台詞はやっぱり浮いているし、声も合ってないような…。男二人が思ったより良かったので、より浮きっぷりが目立つというか。ちょっと魅力も印象も薄いです。塔を作った爺さんとの関連で、もう少し彼女の人となりを示すエピソードがあれば良かったかも。
アッという間に劇場公開作まで創ってしまった新海監督ですが、これからどうするのかな。個人的にはもう「セカイ系」からは脱却して欲しいなぁ。脚本は誰かに任せて(信本敦子さんあたりでどうでしょう)演出に専念してもらえればと思うんだけど。