「ライフ・イズ・コメディ」感想

「ライフ・イズ・コメディ ピーター・セラーズの愛し方」
を銀座のシャンテ・シネで観てきました。
http://www.lifeiscomedy.jp/

往年の名優、ピーター・セラーズの生涯を追う実話ベースの話。

俳優としての名声を得る裏側で、女性をとっかえひっかえ、マザコン、ドラッグ、自意識過剰、ヒステリー、等々…。この前観た「レイ」もそうなんですが、天分は人間性と引き替えに与えられるもんなのかなぁと。何かあると泣きつかれても、優しく聞く最初の奥さんは寛大だ。

映像にも少し遊びが入っていて、それなりに楽しめました。出演者から観客に対して語りかけてくるシーンが何度かあるんですが、これはちょっと不自然な気が。

ピーター・セラーズが出演していた映画の名シーンが多く出てくるので(「ピンクパンサー」「007」「チャンス」等々)、映画経験値の高い人はより楽しめると思います。私は「博士の異常な愛情」くらいしか観てなかったので。やっぱり過去の名作にも目を向けないとなー。