昼下がりの公園で
昨日、公園を軽く走っていた。家族連れやら、犬を連れた人たちが思い思いの時間を過ごす。穏やかな時間が流れる…。
どこぞの子供が犬と戯れているようである。
「きゃははは」平和だなぁ。
「きゃーきゃー」ほほえましいねぇ。
「ギャー!!」……え!?
なんか大型の犬が子供に襲いかかったようである。犬は、ただじゃれついただけかもしれんけど。
「なんであんな大きな犬を放し飼いにするんですか!?」
「そちらのお子さんが何か投げたでしょう!?」
「もう二度とこの公園こないで下さい!?」
「なんでアンタにそんなこと言われなきゃいかんのだ!?」
昼下がりの公園の真ん中で繰り広げられる怒声の応酬。
周りの人たちはヒソヒソと話しながらその騒ぎを見つめる。すっかり寝ていたらしい赤ん坊もヘンな空気を察知してか、起きていきなり泣き出す。
…唖然呆然と見つめる自分。もうなにがなんだか。まーでも放し飼いは危ないよね。