「ズデネック・ミレルの世界」感想

さらに昨日の話。新宿の「Ks cinema」で「ズデネック・ミレルの世界」を観てきた。


http://www32.ocn.ne.jp/~rencom/svetMilera/milerTOP.htm


ズデネック・ミレルはチェコアニメの大御所で、「クルテク」(もぐらくん)が有名。


日本のアニメもイイですが、この手の海外アニメーションもかなり好き(「アートアニメ」という呼び名は好きになれないけど)。


今年「ミトン」を二度も観に行ってしまったのは秘密です(って書いてるけど)。ガラに合わないと言われそうだけど。


で、「Ks cinema」はオープンしてから初めて行ったけど、なかなか小綺麗な映画館だった。店員さんが妙に落ち着いていて、良い空気を醸し出してたかな。


昨日観たのは、Aプログラムで短編アニメが8本。二週間おきにB・Cと入れ替わるらしい。去年ユーロペースで上映した作品とは被らないようにするんだろうか。


三角形と四角形を擬人化した「さんかくとしかく」が面白かった。図形を動かすだけでも、人間的な表現ができるもんだなぁと感心。


「いもむしくんは大スター」。いもむしくんの踊りは微妙だけど、終わり方が美しい。


クルテクシリーズは1作品「もぐらくんとまほうのつえ」のみ。他のシリーズ作品に比べるとイマイチ? 絵の具から生み出されたネズミ君が水で溶けないのは謎。きっとそんな不埒なことは考えてはいかんのでしょう。


他の上映作品は古い物(30〜40年前)が多く、歴史的な価値はあれども、いま観るとちょっと厳しい感じもした。


まぁでも、こういった作品がスクリーンで観られる機会があるというのは有り難いことです。