「ペルセポリス」
今年の初映画。都内まで出る用事があったので渋谷のシネマライズで「ペルセポリス」を鑑賞。
一人のイラン人女性・マルジの成長を通して、人の世のままならなさを描いた秀作。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2008/10/22
- メディア: DVD
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こういうテーマをアニメで描く意味があるのか?は難しいところ。実写でやってしまうと、描写だけが生々しくなってしまって、伝えたいことがぼやけとしまうと思うので、手法としてアニメを選んだのは正解なんでしょう。原作はグラフィックノベルですしね。それにしても、モノクロとカラーの使い分けは秀逸。
危険な自国から離れることで、全てが解決するわけではない、という点には考えさせられますね。主人公に道を示す祖母の台詞は響きます。色々と考えたい人にはお勧め。