「宇宙戦争」感想

 映画の日という事で「宇宙戦争」を観てきました。

 スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で、原作はH・G・ウェルズのSF小説。
http://www.uchu-sensou.jp/top.html

 原作は未読で、あまり前情報も知らなかったのですが、とてつもなくシンプルな映画ですな(良くも悪くも)。ストーリーは無に等しいので、その辺を期待してはいけません。

 宇宙人メカのデザインはかなりレトロな感じ。一昔前の侵略者っぽいイメージですね。原作を考えてあえてこうしたのかなぁ。個人的にはカッコ悪ぅと思ってしまった。

 前半、人々が襲われて逃げまどうパニック描写はかなり見応えのある映像で、流石はスピルバーグと言ったところ。橋が崩れるシーンなどを観るとやはり凄いなぁと。異星人メカのレーザーで、人々が胴チョンパされたり、結構エグい映像もあってビックリ。

 パニックムービーとしてはまぁ良いデキかな?と思っていたら、中盤以降はグダグダになってしまいまいした。ティム・ロビンスの役は一体何の意味があったのか…。

 シーンの繋がりなどについては突っ込みどころがありすぎるので、かえってそういう所を楽しんだ方がよいのかもしれません。それにしても大阪人はどうやって三体も倒したのだろう…。オチはまぁSF者なら原作読んでなくても想像が付くと思います。

 面白いかと言われると微妙ですが、映像・音響を考えるとやっぱり映画館で観る映画だと思います。

 それにしても、娘役のダコダ・ファニングは始めから終わりまで、延々「キャーーー!」ばかり言っていたので大変そうだったなー。