誰も知らない

母親に置き去りにされた子供達の生活を、ただ淡々と描いた映画。

子供達がどんなに幸せな表情を見せても、裏に流れている状況や環境を考えると、そのまま受け取ることができない。子供達の言動があまりに自然なので、余計にやるせなさが募る。

様々な感情がない交ぜになり、自分の中にこんな微妙な感情があるのかと、自分で自分に驚いてしまった。

途中から登場の少女は観客に近い存在として、子供達をより近くに感じさせてくれる。いい配役だと思う。

映画でストレス解消したり、ハッピーになりたい人にはとても勧められない。

映画で何かを感じたり考えたい人に勧めます。